今回作成していくのは2018年12月発売の、エゥーゴの陸上専用モビルスーツ「ディジェ」です。
Zガンダムシリーズでは活躍の回数が少ないMSでしたが最新の立体ではどのように再現されるのか楽しみです。
機体の説明
ディジェはZガンダムシリーズに登場する、エゥーゴのモビルスーツです。
ゲルググに酷似した頭部と、リックディアスなどを彷彿とさせるがっしりとしたボディ、そしてち蝶のような放熱フィンが特徴的です。
主な登場パイロットはアムロ・レイ。
彼が載るモビルスーツの中では唯一ガンダムタイプではない機体です。
実際にリックディアスが開発のベースとなっているようで、頭部がゲルググに酷似しているのは開発もと(アナハイム・エレクトロニクス)の技術者がジオン出身だったからだそうです。
肩も左右で非対称となっており、要所要所にジオンのモビルスーツの香りを感じます。
※アムロ用に開発スタートした機体ということもあり、ツイン・アイバージョンもあります。
リック・ディアスが全領域仕様のモビルスーツであることに対して、ディジェは陸戦専用モビルスーツです。
準量産機で、アンテナがついているのは主に指揮官用。
アンテナがついていない機体も存在する様です。
武装も頭部のデザインの元となったゲルググのビームナギナタ、ビームライフルやクレイバズーカはリックディアスや百式のものを流用しています。
アムロが搭乗するにもかかわらず、ガンダム系のモビルスーツでないだけで少し村八分的な扱いを受ける側面もあるようですが、コアなファンが多い機体でもあります(自分は大好きです)。
Zガンダムではアムロが主役ではないため登場機会が少ないのがちょっと残念なモビルスーツです。
制作
それでは制作していきます。個人的には放熱フィンの色分けと、作りが非常に気になるところです。
ランナーお披露目
Zガンダムシーズお得意の可変機体ではないのでそこまでランナーは多くないと思っていたのですが、意外とランナー数が多いです。
細かい色分けランナーが多い印象です。
動力パイプはポリパーツよりもさらに柔らかいゴムっぽい(?)素材でできています。(これなんて言う素材なんだろう…?)
脚部の制作
動力パイプ部分は太ももの様で止め、脛の方に差し込んで接続する感じです。
この素材だとかなり柔軟に曲がります。
腕の完成
左右非対称のデザインです。
右肩はシールド、左肩はウェポンラックとなっています。
(ジオン系モビルスーツは右肩にシールド部分が来ることが多いようですね)
腰部の完成
個人的に中々感動した部分の1つなのです。
リックディアス系なので重厚な感じのスカートかと思いきや、フロントアーマーはかなり柔軟に稼働します。
胸部の完成
上から見るとよくわかると思いますが、肩を関節部分を引き出すことが可能です。
これにより肩が前後に振れるので、可動域を大きく確保することが出来ます。
頭部の完成
完全にゲルググヘッドです。笑
ツインアイのモールドがあるバージョンと選択することが出来ます。
一応撮影してみたのですが、濃い色のランナーで、しかもパーツがかなり小さいので見えないかもです…
こちらも動力パイプは差し込み式で、バックパックの中にハメ込むとで端を固定しています。
バックパックの完成
スラスター付きの蝶の様な放熱フィンが特徴的です。
枠と内部のパーツが別のランナーで色分けされており、特にピンなどもないですがハメ込むだけでOKです。
武器の完成
ビームナギナタ、ビームライフル、クレイバズーカが主な武器です。
拳のバリエーションパーツもあります。
完成
ディジェ完成です。
作成してみると思ったよりスマートな体系でした。
ポージング
前述しましたが、肩パーツの前傾により上半身のポージングの自由度はかなりのものです。
また、下半身に関しても腰部のフロントアーマーがかなり柔軟な動き方をするのでストレスなくポージングすることが可能です。
総評
流石2018年12月に発売した最新キットです。
可動域を大きくとる工夫が随所に施されており、作成した後もポージングを心置きなく楽しめる良いガンプラでした。
特にナギナタなんかはかなり複雑なポーズを再現したい武器ですので、この工夫は大満足です。
プロポーションに関しても、リックディアスの重厚感を持ちつつスタイリッシュさも確立されており、いうことなしです。
モノアイとツインアイのパーツをもっと簡単に変えられたら言うことなし…ですが、頭部は部品請求などでもう一つ作ってしまってもいいかもですね!笑
説明書にはアンダーゲート処理の方法が書かれていましたが、アンダーゲートあったかな…?
コアなディジェファンは絶対買いのガンプラです!
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