こちらでは「ガンプラなんて触ったことすらない!」という人の為に作成の超入門を解説していきたいと思います!
準備するもの
勿論、何もなくてはガンプラを作り始めることはできません。
まずは最低限準備しなければいけないものをそろえましょう。
ガンプラ本体
まずガンプラは用意しないと行けないのですが、基本的に自分の気に入ったガンプラがあればそれで構いません。
ですが、ガンプラにはシリーズがあってそれぞれ価格と難易度が違います。
主なシリーズとしては「HG」「HGUC」「PG」「MG」「PG」などがあります。
本当に自信がなくてプラモデルなんて説明書見ても全く作れないという人は「SDガンダム」「BB戦士」といったデフォルメされたシリーズを選ぶのが良いと思いますが、最初の入門の為のシリーズとしては「HG」「HGUC」あたりがオススメです。
HGシリーズは最近のキットなら殆どが1/144スケールのキットになります。
旧キットだと、1/100スケールとかもあります。
このサイトも基本的にHG、HGUCを中心に作っていく予定です。
HG、HGUCガンプラシリーズの基本的なキットでバリエーションも多く出ていますので、このシリーズから慣れて行くのが良いと思います。
ニッパー
左が「ニッパー」、右が「デザインナイフ」と呼ばれる物です。
あとは、写真にはありませんが出来れば「ピンセット」も準備しましょう。
デザインナイフはなくても十分作成出来ますので、とりあえずニッパーを用意しましょう。
かなり昔のキットだと接着剤等が必要になる場合もあるのですが、最近のキットは殆どハメ込み式の「スナップフィット方式」を採用していますので、接着剤は不要です。
デザインナイフが用意出来る場合はカッターマットもあった方が良いと思います。
デザインナイフ
ピンセット
ヤスリ(金属ヤスリ・紙ヤスリ・耐水ヤスリ)
接着剤
つまようじ
作成
それではさっそく作成していきます!
肝心な入門講座で使用するキットは皆さんの予想通りの…
RGM-79 GM ジムです!
ガンダムだと思いましたか??笑
ガンダムではなくジムにした理由は、このジムのキット、ランナー数が2枚しかないんです。
(まぁガンダムは3枚なんですけどね…笑)
構造もかなり簡単ですので、ガンプラに触れたことがない人には ピッタリかと思います。
ガンプラなんだからもっとガンダムっぽい見た目の奴が…ってひとは勿論ガンダムでも良いと思います!そこは好みに応じてお選び頂ければ良いと思います。
中身の確認
RGM-79 GM ジム 開 封
中身を開封するとこんな感じになってます。
説明書とプラモデルのパーツがついた、「ランナー」2枚がそれぞれ袋に入ってます。
プラモデルのパーツは「ランナー」とよばれる棒状の枠から取り外してくみ上げて行きます。
1つの袋の方にはポリキャプとシールが入ってますね。
まずは説明書を見て行きましょう。
完成品が表紙になってますね。
因にこの完成品は「塗装」、や「スミ入れ」等が施されており、かなり見栄えが良くなっています。
今回作成して行くのは「素組み」という方法で作成して行きます。
「素組み」というのは呼んで時のごとく、塗装やスミ入れなどをいっさい施さず、説明書通りにプラモデルを組むことを言います。
説明書通りと言っても最近のガンプラは素組みでもかなりの完成度になりますのでご安心を。
説明書には機体の説明や、完成品の別ショット等が乗ってますね。
塗装の際に参考になりますね。
説明書です。
丁寧にな図解付きで分かりやすいですね。
それではランナーを一枚ずつ見て行きましょう。
Aランナーです。
4色から成形されるランナーです。
クリアパーツも一緒になってますね。
Bランナーです。
メインカラーのホワイト一色のランナーですね。
ポリパーツとホイルシールです。
パーツの作成
それではパーツをランナーから切り離して行きたいと思います。
説明書の一番から見ていきましょう。
パーツに対して、アルファベットと数字が書いてありますね。
ランナーにはアルファベット、パーツには番号が振ってありますので、説明書に書いてある通りにパーツを見つけ、ニッパーで切り取って行きます。
パーツをランナーから切り離す際は、基本的に「二度切り」と言う方法で切り離して行きます。
パーツとランナーを結ぶ部分は、ゲートと呼ばれ、奇麗にプラモデルを作成するにはこのゲートを如何に奇麗に処理するかが肝心になります。
二度切りの方法は呼んで字のごとくランナーからパーツを切り離す際に一度で切り離さず、二回で切り離します。
一度目のカットではゲートをパーツ側に残してランナーから切り離し、二度目のカットでゲートをパーツから奇麗に切り離します。
下の写真で破線が一度目のカット、実線が二度目のカットです。
勿論、手でもいだり、はさみで切ったりしてパーツを切り離しても作れるよう設計されていますが、
そういった方法切り離すとゲートが奇麗に処理出来なかったり、切り過ぎたりしてしまい、パーツを組み立てて行く際に他の部分と干渉を起こしたり、稼働域が制限されてしまったりします。
したがって奇麗に作成するにはやはりニッパーを使用した方が良いとおもいます。
ランナーから切り離したパーツの写真は下記の様な感じになります。
3カ所切り離した場所がありますが、一番上の箇所はゲートだけでなくランナーの部分から切り取っています。
ゲートは場所によってはニッパーが入らない位細くなっている箇所もありますので、無理矢理ニッパーで切り取ろうとするとパーツを傷つけてしまう可能性があります。
そのため、パーツを切る際にパーツとニッパーが接触してしまいそうな場合は、ニッパーが接触しないくらいの場所のランナーから切り取りましょう。
こんな感じで跡が残ってしまうので注意して下さいね〜(トホホ…)。
ゲートを残してパーツを切り離すことが出来たら、今度はゲートを処理して行きます。
ニッパーの平面の先の部分をパーツ側に当ててなるべくゲートが残らない様、且つパーツを傷つけない様に切って行きます。
※ニッパーを当てる際は余計な部分があたらな様に注意して下さい。
デザインナイフがある場合はニッパーでゲートを処理する際、さらにほんの少しゲートを残し、残りのゲートを薄く切って行く感じで切り崩して行きます。
仕上がりはやはりこちらの方が奇麗に仕上がります。
ゲート跡が殆ど残りません。
注意点など
ランナーを切ったり、ゲートを切っていたりすると、プラスチックが白くなってしまうことがあります。
これは「白化」と呼ばれる現象で、プラスチックに圧力がかかることによって発生してしまう現象です。
ニッパーで切る以上、ある程度この現象が起こってしまうのは仕方がないのですが、デザインナイフで処理して行くことでこの白化をかなり押さえることが出来ます。
白化はランナーの色によって出やすい、出にくいがありますので、作りながら成形色の特徴を掴んで行くのが良いと思います。
白化してしまったパーツはある程度なら修正可能です。
方法は簡単で、白化してしまった部分を爪で削ってあげるだけです。笑
白化具合が少ない場合はこれだけで奇麗に消えてくれる場合もあります。
クリアパーツなどは傷つけたり、白化させたりしてしまうとかなり目立ってしまうので気をつけて処理して行きましょう。
このHGUCジムの説明書には注意すべきポイントがある場所では「!」で注意を促してくれています。
※HGUCジムに限らず殆どのプラモデルの説明書に記載してあります。
パーツを挟み込んで組み立てる必要があったり、向き等を注意して組み立てなければならないところで出てきますね。
こういったポイントを間違えてくみ上げて行ってしまうと、折角組んだパーツを分解しなくては行けなくなります。
一度くみ上げたパーツを分解する場合は、どんなに慎重にやっても多少傷が残ってしまう場合がありますので、出来るだけミスが内容に気をつけてくみ上げて行きましょう。
一応間違えてパーツを組んでしまった場合の分解方法もご説明します。
まず、合わせ目の中でも出来るだけ隙間が空いている場所を探し、平たくて硬度のある物を差し込んで行きます。
薄いゴムベラがあるとパーツが傷つきにくいです。
※隙間無く奇麗に組み上がっている場合はパーツの端の方から差し込めるものを入れて行きます。
写真ではデザインナイフを使用していますが、デザインナイフやカッターなどの金属を使うと傷つきやすいので注意して下さい。※写真のパーツは傷ついちゃってますね…まだまだ精進が必要ですね…orz
一方にある程度隙間が出来たら、もう反対も同じ様に隙間を広げて行きますが、反対を処理すると逆側が閉じて行ってしまいますので、爪楊枝等プラスチックが傷つかない様な物を挟み込んでおけば作業がはかどります。
ホイルシールも説明書にカタカナが振ってありますので、指定の箇所に張って行きます。
シールは指で直接触ると皮脂で粘着力が落ちてしまいますのでピンセット等を使用して直接触らない様にしてださい。
パーツの端から合わせて行くと奇麗に貼れます。
ここまで説明した手順で、後は説明書通りに勧めて行けば素組は完成するかと思います。
脚、腕などを胴体に取り付けていく行程はどのキットを作っていてもわくわくしますね!
素 組 完 成
完成状態の写真がコチラです!
いや〜やっぱりいいですね〜!!
このジムはどちらかというと古いガンプラですが、最近のガンプラは素組だけでもかなり格好良く仕上がります!
あとは武器を変更したり、ポージングするなりで自由に堪能するだけです。
ここまでが素組みのガンプラ作成になります。
ガンプラ入門講座ではスミ入れ、簡単な塗装までご説明出来ればと思います。
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